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【コラム】マスコミが被害を拡大!?つまようじ少年事件の損得勘定は?

2015年05月21日

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幼稚なのか、賢いのか・・・少年のワル知恵!?

年明け早々ある事件が日本中を騒がせた。つまようじ少年(19)による威力業務妨害疑惑事件である。ニュースとして繰り返し報じられたため日に日に騒動が拡大していった。
ニュースやワイドショーのコメンテーターからは「幼稚な行動」などといつものありきたりな批判が飛び出した。犯人が挑発ともとれる動画をYouTubeに投稿するたびに連日テレビが伝える。さらにつまようじ男は全国に指名手配される。未成年といえどももうすぐ二十歳になる少年がとった行動としては確かに稚拙だ。ただ、成人している立派な年齢の大人であっても幼い言動をとり、逮捕されることが多々あるのだからつまようじ少年に限った話ではないだろう。この事件を巡ってはマスコミに対する批判が当初からあった。

つまようじ少年事件は自作自演のオチ!

つまようじ少年がスナック菓子につまようじを入れたり、万引きする動画を再三報道することで模倣犯を誘発するのではないかとの懸念だ。過去の事案を見てもその懸念には一理あるが、さらに問題なのはマスコミにより事件がつくられたという点である。つまようじ少年が逮捕されるのは時間の問題であった。そして逮捕されると思わぬ展開になっていく。
スナック菓子への異物混入や万引きはつまようじ少年の自作自演だったというオチ。彼は店頭に並べられた商品に一切手をつけてないどころか、実質的な危害を加えていなかった。つまり少年によるYouTubeを舞台にしたイタズラを大手マスコミが煽ったため事件に発展した。これはメディアがつくりあげた物語そのものであった。

マスコミが被害を拡大!?

ネット上にはイタズラまがいの書き込み、画像、動画などが得体の知れない輩により頻繁に投稿される。どこまでが嘘でどこからが真実か判別がつかない。いちいち相手にしていたらきりがないネットの情報にマスコミが飛びつく。いくら大手マスコミがネタに飢えているとはいえ幼稚すぎる。つまようじ混入事件の真相は少年に一杯食わされたことによる。
ここで見逃してはならないのは被害者のことだ。被害者とは誰か?言うまでもなく威力業務妨害を受けた小売店である。もともとは昨年秋ぐらいからYouTubeに奇妙な動画がアップされ、限定されたユーザーだけの話題ですんでいた。ところが大手マスコミがつまようじ混入を報じるやいなや、たんなるイタズラが大きな話になっていく。

企業だけが損出!得をしたのは...

こうなると動画に映し出された小売店では対策をとらざるをえなくなる。実質的な被害がないにもかかわらず店から商品の撤去という実害が生じた。逮捕されたつまようじ少年に対して損害賠償を請求しようにも、彼は生活保護で暮らしていたため資力などは全くない。イタズラを大々的なニュースとして仕立て上げ、ひと儲けしたメディアにより余計なコストを支払わなければならないツケは結局のところ小売店である。ネットには胡散臭い情報がやまほど存在する。企業として安易に飛びつくのは危険だし、距離をとってネット情報と付き合うしかない。しかしマスコミがひとたび報じれば無視もできない。そのツケはいつも企業、消費者が支払うことになる。

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(記事提供/株式会社エスタイル)

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