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【コラム】再犯者の犯罪が続出!? 約60%の犯罪は再犯者による犯罪!

2015年09月09日

【コラム】再犯者の犯罪が続出!? 約60%の犯罪は再犯者による犯罪!

犯罪の60%は再犯者が関与!

罪を犯した者の再犯率が高いことはよく知られている。有罪確定者のうち30%あまりが再犯者だ。ところが一人の者が犯した犯歴件数をみると、再犯者により約60%の犯罪が起こされていた。さらに前科3犯以上だけでも犯歴件数の40%を占めている。いかに再犯者による犯罪が多いかが分かる。また、罪名別では覚せい剤関連の再犯率が高いことは報道等で伝えられているが、恐喝及び脅迫で過半数が再犯者、強盗及び詐欺でも再犯者の割合が極めて高いことが分かっている。有罪確定から5年以内の再犯率は窃盗、恐喝、覚せい剤関連では30%近くにのぼる。

殺人犯に焦点をあてると再犯者は15%前後いた。この数字が多いか少ないかは議論が分かれるところだが、犯行動機についてもっとも多いのは憤まんや激情、すなわち怒りによる犯行だという。ストレスが溜まっていたとでも言いたいのだろうが、ストレスくらい誰しも抱えているものであって、正当な理由にはならない。殺人再犯者が他の罪名犯と少し異なる点は、暴力団関係者が少なくないということだ。これは暴力団員の成育歴と関係しており、劣悪な環境で育ったため共感性が欠如しているからであると考えられている。

刑務所、更生保護施設も機能不全だった!

どのような罪名でも一定の再犯者はいるが、前科10犯以上の多数回再犯者が犯歴件数のおよそ5~6%いるとされる。再犯は2犯どころか3犯、4犯と繰り返され、とてつもなく多くなっていることに気づかされる。

よく問題になるのが犯罪者の更生教育だ。実刑になれば刑務所に入る。刑務所で罪の意識をもたせ更生できればそれなりに再犯防止の効果はあったといえよう。ところが窃盗犯や強盗犯の中には刑務所に入るために罪を犯す者が少なくない。生活力がないため食うに困らない刑務所の方が楽だというのだ。皮肉なことに、犯罪抑止のための刑務所がホテル代わりになっている。元受刑者の中には刑務所はシャバより居心地がいいとはっきり答える者もいる。これでは更生どころではない。

刑務所では規則正しい生活を送り刑務作業をこなす。そして仮釈放または刑期を終えて出所する。身寄りのない元受刑者は国がお墨付きを与えた更生保護施設へ入所するも、元受刑者たちからは、この施設は楽園だと揶揄されている。更生保護施設は国からの補助金(税金)などで運営されているが、自立支援に向けた指導を行ってはいるものの強制指導はできない。元受刑者は職探しをしても犯罪者をまともに相手する会社は少なく、更生保護施設を出た後は生活保護がお決まりのパターンになっている。プライドがなくなっているため生活保護の申請も躊躇しない場合が多い。一度でも罪を犯すと規範意識が低下し、再び刑務所に行くことへの抵抗感は確実に下がってしまう。再犯は刑務所のあり方と同時に、社会の受け入れ方、元受刑者の心の問題にまで踏み込まなければ、簡単に抑止できないのだ。

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(記事提供/株式会社エスタイル)

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