トップ>リーガルトピックス>2016年>初めてインハウスに転職する弁護士が注意するべき3つの事

リーガルトピックス

初めてインハウスに転職する弁護士が注意するべき3つの事

2016年12月16日

20161216.jpg

今年も多くのインハウスローヤー希望者の方とお会いしましたが、希望する転職の時期は三者三様でした。しかし年が変わるこの時期、新年を新しい環境で迎えたいと考える方は多いのではないでしょうか?法律事務所で培った経験を活かして、新しい職場で来年は更なる活躍をされたいと意気込まれている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、初めてインハウスに転職をご検討される弁護士の皆様に、より良い転職を実現して頂くために知っておいて頂きたい注意点を3つお伝えします。ご活動の参考にして頂ければ幸いです。


「なんとなく大手企業がいい…」規模感を重視し過ぎて、大事なことを見落としていませんか?

インハウスローヤーへの転職を希望する弁護士の多くの方が、まずは大手企業を希望する傾向があります。総じてインハウスローヤーの採用を考えている企業は、一定の事業規模がある企業が多いのですが、転職の理由を深く考えずに誰もが知っている大手メーカーや大手商社がいい!という発想になってしまっていませんか?
大手企業を希望する方は多いのですが、その理由を聞いてみると、「安定している」、「良い経験が積めそう」、「福利厚生が良い」、「年収水準が良い」、「すでに弁護士の方がいるので活躍できそう」といったご意見を頂きます。それらは決して間違っているわけではないので、転職の目的やキャリアパスと合致するのであればお勧めします。しかし、あなたのご希望によっては、必ずしもそういった大手企業への転職が良い転職かというと、そうとも言い切れないケースもあるので、予め知っておいて頂きたいことがあります。


大手企業の特徴として挙げられる要素として、「業務が縦割りで関われる範囲が狭い」、「ポストに対して組織の人数が多く、層も厚いため出世は遅く、難しい」、「年功序列型の人事評価の可能性が高く、成果が給与に反映され辛い」、「成果や能力よりも年齢や社歴による上下関係が優先されがち」、「転勤や異動の可能性がある」等です。初めてインハウスローヤーに転職した方は、少なからず法律事務所と比較して、業務範囲が狭いこと、弁護士としての専門性を活かす場が少ないことにギャップを感じるケースは多いようです。
大手企業にも様々な企業がありますので、規模が大きいからと安心せず、具体的にご自身が希望するような環境なのかを確認することをお勧めします。


その業務内容は、本当にやりたいことですか?

法務部門の仕事は、企業により大きく異なります。例えば、一口に契約法務といっても、業界により契約書の内容は異なり、注視しなければいけない法律も異なります。また、英文契約はどの程度の割合を占めているのか、現場との役割分担はどのようになっているか等、企業によって異なる点は多くあります。
その他にも、会社法業務には携わるのか、知財・特許には携わるのか、M&Aには携わるのか、なども各社の組織戦略上、法務部が何を期待されているかによって異なります。更には、事業部ごとに法務部門があるか否かによって、どの程度業務に深く関わるのかが異なります。


当然ですが、業務内容に応じて身につく経験も異なるので、ご自身の市場価値やその後のキャリアプランも変わっていきます。キャリアを重視する方は、面接の際に業務内容をしっかりと確認するようにしてください。また、可能な範囲で定量的に確認することをお勧めします。


本来の転職動機を考慮して、希望年収を検討出来ていますか?

法律事務所からインハウスローヤーに転職する方の大半の方にとって、最終的なネックになるのが年収です。多くの場合、法律事務所よりも事業会社の給与水準の方が低い傾向にあります。そのため、大なり小なり年収ダウンでの転職になるケースが多いのですが、少しでも年収ダウンが少ない選択肢を選びたいとお考えになるお気持ちは当然のことだと思います。
しかし、入社時点での年収にこだわり過ぎて、最後の最後にそもそもの転職目的に合わない選択肢を選んでしまうケースもあります。年収維持が主な転職目的であれば、その選択は正解ですが、そうでない場合は一度、冷静に転職の目的を振り返ってみましょう。


場合によっては、将来的な年収の伸び代を考慮したり、経験出来る内容から将来の市場価値を考慮したりすることも必要です。入社時の年収が他社より高くても、伸び代が少ないケースもありますし、パフォーマンス次第で翌年から年収が下がるケースもあります。
転職の最終決断をする際は、必ず本来の目的に立ち返ることをお勧めします。


まとめ

今回のトピックスでは、初めてインハウスに転職する弁護士の方にご注意頂きたいポイントをお伝えしました。もしかすると、初めての転職が上手くいかず、二回目の転職をお考えの弁護士の方にもご活用頂ける内容かもしれません。
いずれにしても、せっかく新しい環境にチャレンジするのであれば、いきいきと活躍出来る職場に転職して頂きたいと願っています。


【この記事を読んだ方におすすめのコンテンツ】
◆≪リーガル領域の転職はプロにおまかせ!≫無料転職サポートサービスとは?
◆≪まずは気軽に話を聞いてみたい、そんな方へ≫無料転職相談会・無料転職セミナーはこちら
◆≪期間限定プレゼント有≫転職やリーガル業界のお役立ちトピックスをキャリアアドバイザーが毎週ご紹介!メルマガ登録はこちら

 

(文/チーフリクルーティングアドバイザー 中川英高)

次の記事【コラム】悲惨すぎる! 教員に残業代が出ないワケとは?

前の記事【コラム】改めて考える、企業の過労死問題の実態

リーガルトピックス一覧へ

求人をお探しの方

企業法務や法律事務所、特許事務所の求人情報が豊富に掲載されています。

求人情報

登録はお済みですか?

転職者と求人側の現状や希望をコンサルタントが常に分析。適職とのマッチングを第一に考え、マンツーマンで質の高い求人情報をご提供します。

新規会員登録

法律知識と経験が活かせる
7つのビジネスフィールド

法務・弁護士に特化した
職務経歴書の書き方をご紹介

会員登録がまだの方
新規会員登録
会員登録がお済みの方
ログイン

↑ページの先頭へ