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司法試験に合格しても就活で大苦戦!?採用されるために必要な力とは?【コラム】

2018年01月09日

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弁護士になるための最大の難関は司法試験ですが、近年は司法試験合格者の増加により就職活動も厳しさを増しています。弁護士にはどんな就職先があるのか、また無事採用されて就活を成功させるためにはどのように準備をしておけばいいのか紹介します。

司法試験に受かっても、就活が待っている

まず、弁護士になるまでの道のりについて確認しておきましょう。

法曹三者(弁護士・裁判官・検察官)を目指す人は、法科大学院で2年間(法学部以外の出身者は3年間)学んで法律の実務家としての知識・能力を深めるか、あるいは司法試験予備試験に通過することで、司法試験の受験資格を得ます。

司法試験に合格すると1年間の司法修習が始まり、弁護士事務所・裁判所・検察庁など実際の現場を体験します。最後に修了試験に合格すれば修習は終了となり、修習生は法曹三者それぞれの道に進むことになるのですが、弁護士志望の修習生の場合は修習と並行して弁護士事務所への就職活動が待ち受けています。

近年の弁護士の就職活動は非常に厳しい状況となっています。国の司法制度改革で司法試験の合格者が大幅に増員されたため弁護士人口が急増しており、勤務地として人気の高い東京や大阪といった都市部での就職活動は一層厳しく、地方でもすんなり就職できる状況ではありません。

就職できなかった場合は、未経験からいきなり独立するいわゆる「即独」の道を選ぶ人もいますが、実績がないのに安定的に案件を獲得して食べていくのは大変厳しいと言えます。司法修習と並行して就職活動の準備をしっかりやっておかないと、弁護士としてスムーズにキャリアをスタートできない恐れがあるのです。

弁護士の就職先とは?

弁護士志望者は弁護士事務所への就職を希望する人が大多数ですが、弁護士が活躍している場は他にもあります。弁護士の主な就職先について紹介します。

弁護士事務所
弁護士志望者の就職先として最もポピュラーなのが弁護士事務所です。「ボス弁(経営者の弁護士)」1人で様々な案件を幅広く扱う事務所から、100人以上の大所帯で企業法務案件を中心に扱う事務所まで、実に様々な事務所が存在します。新人は「イソ弁(居候弁護士)」として数年間修行を積み、いずれ独り立ちを目指す道が一般的です。

民間企業
近年、新たな弁護士の活動方法として徐々に広まりを見せているのが「企業内弁護士(インハウス・ローヤー)」です。企業の業務や状況に精通した立場からコンプライアンスや法律に関する問題を専門的に扱います。企業内弁護士を採用するのは商社・銀行・証券会社・IT系企業などで、海外交渉・金融に関する内容や景品表示法への対応などにニーズがあります。ワーク・ライフ・バランスを重視する人にも人気です。

官公庁・公的機関
企業内弁護士と同様に、官公庁・公的機関にも組織に所属して活動する弁護士がいます。雇用形態は、省庁や地方自治体の任期付き公務員や、常勤・非常勤職員となります。ただし実務経験者を中途採用するケースが中心で、修習生の就職活動では関わりが薄いでしょう。

法テラス
法テラスは法的トラブルで困っている人から相談を受けたり、経済的理由から弁護士等への依頼が難しい人を支援したりする機関です。法テラスは専属の「スタッフ弁護士」を採用しており、国選弁護事件や出張法律相談などを行なっています。新卒採用の場合は法テラスで働く前に一般の法律事務所で1年間のOJTが課されます。

採用される弁護士に必要な力とは?

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では、採用される弁護士になるためにはどのような力をつけておけば良いのでしょうか。弁護士事務所への就職を目指す場合のポイントを列挙します。

コミュニケーション力
これまでは難関の試験をクリアするために必死に法律書を読み込んで勉強してきた人も、弁護士になれば現場で向き合うのは複雑な感情や事情を抱えた生身の人間です。依頼者のニーズを的確に読み取り、信頼を得る言動をとることができるコミュニケーション力は弁護士に不可欠の能力です。また、事務所の一員として仕事をスムーズに進めるためにも他の弁護士やスタッフと円滑な意思疎通ができることは大切です。

フットワークの軽さ
ボス弁がイソ弁を採用するメリットの一つは、書面作成・出張・急な依頼者対応などを任せて自分の業務負担を軽減できることです。つまりイソ弁は頼まれた仕事は何でも引き受けるフットワークの軽さが求められます。幅広い経験を積んでおけば将来独立する際にも役立つはずです。就職活動ではどんな仕事も積極的に引き受ける覚悟を伝えましょう。

心身のタフさ
イソ弁時代は修行の日々です。慣れない実務に奔走し連日夜遅くまで働く生活は体力がないと乗り切ることができません。時には依頼者やボス弁からの厳しい指摘に落ち込む日もあるでしょう。心身ともにタフであることは、新人弁護士の絶対条件と言えます。

司法試験の順位
就職活動の激化により法律事務所には志望者から大量の応募が寄せられるようになり、事務所側は書類先行である程度の人数まで絞り込む必要が出て来ました。その際、司法試験の順位や学歴を参考にするケースが多くなっています。

人脈力
弁護士を募集していない事務所の中にも「いい人がいれば来てほしい」と考えているケースは少なくありません。ネット上や就職説明会には出てこない求人情報をキャッチするためには、修習中から様々な弁護士と知り合って懇意にしておき、就職について相談しておくことがポイントです。

まとめ

就職活動を成功させるためには、自己分析で自分の価値観や将来のキャリアプランを考え、自分に合った就職先を見つけることも大切です。たった1年しかない修習期間中に勉強も就活も並行して行うことは大変ですが、逆算してしっかり準備しておきましょう。

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(記事提供/株式会社ダリコーポレーション)

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