更に進む国際化の波 ~知的財産分野の人材マーケット~

更に進む国際化の波 ~知的財産分野の人材マーケット~

2014/07/16

今回のリーガルトピックでは知的財産分野を取り巻く状況を概観し、今後いかなる人材が必要とされるのか考えてみます。

海外への特許出願件数は増加の一途

2005年頃より、日本国内の特許出願件数は減少傾向にありますが、日本から海外への特許出願件数は増加の傾向にあります。(下図参照)
多くの企業でビジネスのグローバル化が進む中、2012 年には日本から海外への特許出願件数は約20 万件となり、過去最高の水準となりました。この10 年間で約2 倍の件数となっています。企業活動のグローバル化はこれからも進展していくと考えられるため、海外出願件数は今後も継続して増加していくと思われます。

国内外の特許出願件数.png

(参考)特許庁『特許行政年次報告書2014年度版』

 

進む国際化、企業や特許事務所の人材ニーズは?

企業活動のグローバル化に伴い、企業及び事務所は国際的な出願業務にも対応可能な人材を求める傾向を強めています。

採用基準にみる語学力の要否.png

(参考)20145月末時点

 

上記図は、現在弊社で取扱いのある求人について、語学力(主に英語力)の要否につき調査した結果を示したものです。この図からも明らかなように、約8割の企業及び特許事務所が、語学力を採用基準として設けています。(なお、歓迎とは、必須ではないものの、語学力があればプラス評価をするという基準です)
一概に語学力と言っても、企業及び法律・特許事務所ごとに要求レベルは異なっています。例えば、「実務上英文明細書の作成経験がある」「実務上の経験はないが、TOEIC800点以上を有している。」などがあります。
しかし、少なくとも読み書きに対応できる、もしくは対応できるポテンシャルを有する、レベルでの語学力を要求する求人が大多数を占めています。

今後も英語力人材のニーズは高まるため、TOEICのスコアは必須

これからも、国内出願件数の減少傾向、国内からの海外出願件数の増加傾向は続いていくと推測されるため、企業及び特許事務所は、国際案件に対応可能な人材を求める傾向をより強めていくと考えられます。
そのため、今後のキャリアを考えた場合、現時点で国内案件のみしか扱っていない方には、国際案件に携わる機会を一つでも多く持っていただくか、転職を考えられる場合、少なくともTOEIC700点以上の取得を目指すことをお勧めいたします。
また、これから知的財産の業界に飛び込もうとされる方には、知的財産分野に関する知識・理解を深めていただくことと同時に、TOEICの受験等を積極的にしていただき、自身の語学スキルを高めていただくとよいでしょう。

(文/キャリアアドバイザー 山崎)

会員登録がまだの方

転職者と求人側の現状や希望をコンサルタントが常に分析。
適職とのマッチングを第一に考え、
マンツーマンで質の高い求人情報をご提供します。

求人をお探しの方

法務・弁護士・弁理士等、法律領域トップクラスの転職サポート実績。企業法務や法律事務所、特許事務所の求人情報が豊富に掲載されています。

登録はお済みですか?

転職者と求人側の現状や希望をコンサルタントが常に分析。適職とのマッチングを第一に考え、マンツーマンで質の高い求人情報をご提供します。