シリーズ連載 企業法務の転職市場からみる、転職すべき時期とは?   第3回「企業法務への転職失敗事例」編

シリーズ連載 企業法務の転職市場からみる、転職すべき時期とは?   第3回「企業法務への転職失敗事例」編

2012/05/09

リーガルトピックスでは「シリーズ連載 企業法務の転職市場からみる、転職すべき時期とは?」をお伝えしています。前回の記事では、具体的な成功事例を通して転職時期の重要性をお伝えしましたが、第3回目は、具体的な失敗事例を通して、転職すべき時期の重要性についてお伝えしたいと思います。

 

優良中小企業から大手企業の国際法務担当に転職を目指したが、転職できなかった転職失敗事例
当社にキャリアカウンセリングにいらしたAさん(39歳・男性)は、財務体質やビジネス優良な専門商社B社(従業員数百名・非上場企業)に勤務されていました。Aさんは、法務の実務経験が10年ほどで臨床法務・予防法務・戦略法務など幅広い経験をされてきており、国内案件・国外案件ともに対応可能な高いスキルをお持ちでした。
今回の転職では、英語力を活かしてより大きな企業で国際法務に関わることが出来るポジションを探されていました。

 

キャリアアドバイザーとしては、Aさんは国際法務の経験をお持ちで、人柄もビジネス感覚に優れた法務マンといった印象の方でしたので、希望する大手企業への転職は成功すると感じていました。
しかし、カウンセリングから長期間経過しても、Aさんが希望していた大手企業への転職は実現されませんでした。

 


転職活動が失敗した理由とは?
本来、Aさんのように法務として高いスキルをお持ちの方は、大手企業の国際法務担当への転職が成功する可能性は十分にあるはずです。しかし、希望していた大手企業の国際法務担当への転職は叶いませんでした。
Aさんは、なぜ高いスキルをお持ちでいながら、転職が成功できなかったのでしょうか?
それには、以下の理由が考えられます。


理由 Aさんの年齢であれば、求人企業側は組織構成上、マネージメント経験のある人材を求めることが多いです。特に大手企業の場合は、組織が大きい分マネージメントをしなければならない部下の人数も多くなります。それを踏まえると、Aさんはマネージメント経験はあるものの、大手企業の要求する規模感のマネージメント経験がなかったため、転職がうまくいかなかったのだといえます。


上記理由を踏まえると、Aさんが希望通りの結果を得るためには、高いマネージメント能力を要求される年齢に到達する前に、高いスキルを活かして転職すべきであったといえるでしょう。なぜならAさんの在籍されていた会社の規模ですと人数の関係上、大手企業の要求するマネージメント能力を養成する機会を得られにくいと言えるからです。

 

今回の転職失敗例をみてもお分かりのように、法務の転職において「時期」というのは非常に重要な要素です。
できるだけ早い段階で、将来的な法務のキャリアプランを検討し、その上でご自分のスキルアップと転職活動を行う時期を吟味して取り組んでいただければ幸いです。

(文/キャリアアドバイザー)

【シリーズ過去ページ】
第1回「企業法務の転職は35歳までに。」編
第2回「企業法務への転職成功事例」編

会員登録がまだの方

転職者と求人側の現状や希望をコンサルタントが常に分析。
適職とのマッチングを第一に考え、
マンツーマンで質の高い求人情報をご提供します。

求人をお探しの方

法務・弁護士・弁理士等、法律領域トップクラスの転職サポート実績。企業法務や法律事務所、特許事務所の求人情報が豊富に掲載されています。

登録はお済みですか?

転職者と求人側の現状や希望をコンサルタントが常に分析。適職とのマッチングを第一に考え、マンツーマンで質の高い求人情報をご提供します。