弁護士に向いている性格・適性とは?

更新日:2023/04/01
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弁護士に向いている性格・適性とは?

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弁護士になりたいけれど、自分が向いているか、向いていないか分からない...。果たして、弁護士になるにはどのような性格やタイプの人が向いているのでしょうか。これから弁護士を目指す方に少しでも参考にしていただければと思います。

弁護士の使命・役割とは

弁護士の使命とは、「基本的人権を擁護し、社会正義を実現すること」(弁護士法1条1項)とあります。つまり、弁護士は豊富な法的知識を用いて依頼者の基本的人権を守り、社会主義の実現を目指しながら、誠実に職務を行う責務があるのです。

また日本弁護士連合会のホームページでは、弁護士の役割として一般社会で起こる「事件」や「紛争」について、法律の専門家として適切な予防方法や対処方法、解決策をアドバイスする「社会生活上の医師」であるとしています。
医師が病気を治すのと同じように社会生活での争いごとに対処し、またそれを未然に防ぐ活動は弁護士の重要な役割の一つです。

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弁護士の適性とは

弁護士のタイプは人それぞれであり、弁護士はこうでなくてはならないという性格はありませんが、弁護士の適性を挙げるとすれば以下のような人です。

人のために働くことができる
弁護士は、公務員などの公人ではなく私人でありながら、依頼人や社会のために働くといった公人に近い精神が必要です。
依頼人のために働き、役に立つ行動を取ることが基本ですので、時には自分の利益を度外視することもあるからです。
また依頼人の立場に立って物事を考えなければならないので、人の痛みや気持ちを理解しようとすることも大切です。

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法の下に平等であるという精神を崩さないこと

弁護士は基本的に依頼人の利益のために働きますが、同時に法の下では全ての人が平等であるという精神を崩すことはできません。依頼人の立場や状況がどのようなものであれ、依頼人とその相手方の間では中立の立場を取らなければなりません。
社会的弱者に対して手をさしのべることも必要ですが、あくまで法律に基づいてのことです。依頼された案件が法律のどの箇所に該当し、可能な限り円満に解決できる方法へ導いてあげることが弁護士の役割です。

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人に興味があり、人の話を聞くことができる人
弁護士の業務は、依頼者から相談を受けることから始まります。一般的な会社員よりもさまざまな人と話す機会が多いでしょう。
初回相談時に、相談内容から問題の全体像を描き出さなくてはなりません。
そのためには、さらなる問題点を探るために依頼者に質問をすることもあるので、まずは依頼者に興味を持ち、上手く話を引き出す会話力が大事です。

依頼者だけでなく、法廷に立って弁護をし、調停の場では相手方と交渉を行うこともあるので、交渉力も時には必要です。そのため、人と会話をすること自体が苦手、という人はコミュニケーション能力や交渉術の習得にチャレンジしてみるとよいでしょう。
とはいっても、ただ上手く話せば良いというわけではありません。少しくらい話下手でも、誠実に相手の話を聞き対話をしようとする姿勢が大切です。

じっくり物事を考えることができる
弁護士の仕事は、法的知識があるだけでこなせるものではありません。似たような案件でも依頼者が異なれば解決法も異なります。

そのため知識や経験に基づいてすぐに答えを出すのではなく、さまざまな角度から案件について検討し、ベストな答えを導き出さなければいけません。
一人でじっくり物事を考え抜くことができる人、そのことが苦にならない人が弁護士に向いているといえるでしょう。

トラブルに動じない
弁護士業務には揉め事がつきものです。相手方だけでなく結果によっては依頼者から恨みをかい、第三者から中傷されることもあります。

弁護士は基本的に紛争の間に立つ仕事です。よって「この業務に揉め事は当たり前」と割り切り、トラブルが起きてもあまり気にせず動じないことです。同時に「何事も今後の経験のため」と考え、気持ちを上手に切り替えられる人がよいでしょう。

弁護士は、依頼者の人生を左右する権利や財産、時には生命を託されることもあります。そのようなハードな案件を扱う時は、当然精神的負担が強いられます。弁護士はプレッシャーに打ち勝つ強い精神力も必要な職業です。

自分の理想を持ち続けながら仕事ができる
弁護士を志す人は、なぜ弁護士になりたいと思ったのでしょうか。
法学部やロースクールに入学し、最難関の司法試験に合格するために並大抵の努力が必要となることはご存じのとおりです。
しかし、弁護士になってからが本当のスタートであり、実務は更なる困難の連続です。
理想や思い描いていた世界と現実があまりにも異なり、勉強だけをしている日々の方が楽だと思うこともあるかしれません。

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まとめ

日常茶飯事のように起きるトラブルや日々のプレッシャーを乗り越え、弁護士として続けていくには「弁護士になってこのような仕事がしたい」という自分の理想を持ち続けることができるかどうかです。

<参考>
日本弁護士連合会-弁護士の使命と役割

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