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リーガルトピックス

パラリーガルになりたい!採用担当者に響く志望動機の伝え方を解説

2018年09月10日

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法律事務所で働くには、必ずしも弁護士資格は必要ありません。受付や秘書、事務スタッフとして働くこともできます。このほか、弁護士の行う法律関連業務に一歩踏み込んで補助をする「パラリーガル」という役割も注目されています。
では、パラリーガルを目指して就職・転職活動をする場合、志望動機はどのように伝えれば良いのでしょうか。今回は、パラリーガルを目指す方の代表的な3つの志望動機をもとにご説明します。

志望動機1 弁護士を目指したい

弁護士になりたいと考えているけれども、その前段階としてパラリーガルを志望する方は常に一定の割合でいます。実際に法科大学院に通ったり、予備試験や司法試験を受験したりするとき、将来に備えた職務経験の蓄積と、その間の生活の糧を得るためにパラリーガルとして勤務するのです。

これも立派な志望動機ですが、採用担当者から、「では、なぜ弁護士になりたいのですか」と、間違いなく尋ねられることでしょう。

「かつて、家族が弁護士に助けられたことがある」や、「映画やドラマに登場する弁護士に憧れた」といったことが志望動機のきっかけになる方が多いはずです。
ただ、刑事弁護や弱者救済といった動機に必ずしも縛られる必要はありません。企業法務に特化する「ビジネス弁護士」や、海外との法的な折衝を専門にする「渉外弁護士」も、それぞれひとつのジャンルとして確立されているのです。その場合も、あまり飾らずに率直な志望動機や憧れを伝えるようにしましょう。
とはいえ、「かっこよさ」や「収入面」だけを全面的に伝えるのも、志望動機が薄い印象を与えるおそれがあります。企業の利潤追求に即した法律実務を目指すことの大切さや魅力を志望動機の中に混ぜて伝えられると、思慮深く、地に足の着いた印象を採用担当者に与えることができます。

しかし、たとえばビジネス弁護士を目指しているのに、刑事弁護や集団訴訟などを得意とする法律事務所に応募するのは、その動機に対する本気度が疑われるおそれがあります。
目指す弁護士像とかけ離れた分野を取り扱う法律事務所のパラリーガルとして勤務しようとすれば、経験の蓄積にならない可能性があるからです。
できれば、目指す弁護士像に見合う法律事務所のパラリーガル求人に応募するようにしましょう。

次に、弁護士目指す予定は無いものの、パラリーガルへの転職を希望する場合、どのような志望動機が考えられるでしょうか。

志望動機2 顧客や社会に貢献している実感を得たい

前の職種によっては、目の前の事務仕事に追われ、ただ忙しいばかりで一体自分は何のために働いているのかがわからなくなり、やりがいを見いだせなくなってしまう方もいるでしょう。
仕事とは、誰かの悩みや苦痛を癒やし、喜びを与えたときに対価を得られるはずです。その実感をなかなか得られないまま仕事を長く続けていると、空しさや徒労感ばかりが募ってしまうのも仕方ありません。

パラリーガルの転職に際しては、もう一度、仕事に対するやりがいを取り戻したいという思いを志望動機に入れ、率直に伝えるべきです。
自分が感じたパラリーガルや応募先の法律事務所に対する魅力をもとに、面接担当者が、自分の職場に対して改めて誇りを感じるようなメッセージを、勇気を振り絞って伝えてみましょう。ただし、前の職場の悪口や不満の吐露に終始することは慎みましょう。

「うちでは、そこまでやりがいを感じられないかもしれませんよ」と、面接担当者に多少意地悪な切り返しをされても、「それでも弁護士は、他の人や会社の抱える悩みや課題を法律の力で解決し、直接社会貢献ができる仕事だと思います。パラリーガルとして、そういった弁護士の方々をサポートし、クライアントの方々に貢献したい」など、パラリーガルを志望する熱意を伝えるようにしましょう。

志望動機3 法律の世界に興味がある

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例えば、大学の法学部で学んできて、人類の叡智が詰まっている法律の仕組みに対して関心や興味を持ったり、判例などで人々のリアルな悩みに寄り添いつつも、社会全体とのバランスを考える奥の深い学問だと実感したりすることもあるでしょう。法律の世界への関心を伝えることも、志望動機としては有効だといえます。

おそらく「そこまで法律に関心があるなら、どうして弁護士でなく、パラリーガルを志望するのですか」と尋ねられることでしょう。ここで、「私には司法試験は無理だと思った」などと応えるのは、たとえ謙遜のつもりであってもあまりいい印象を与えません。パラリーガルという職業を選択する「積極的な理由」を示客観的に伝えるつもりなのです。

「私は弁護士として前線に出るよりも、後方支援のほうに適性があると思いました。学生の頃から、イベントなどを主催するよりも参謀役やサポートのほうが喜びを感じられるからです」と、過去のエピソードや具体的な根拠をもって志望動機を伝えるようにしましょう。

「パラリーガルの冷静かつ献身的なバックアップがあるからこそ、弁護士の皆さんは責任重大で複雑な仕事をこなしていかれるのだと思います。弁護士の方々にとって、なくてはならない存在になりたいです」などと付け加えられると効果的です。

まとめ

特定の人のカリスマ性や指導力に依存した問題解決より、現代では、法律による公平で透明性のある解決法が求められています。コンプライアンス(法令遵守)が社会に浸透していくにつれ、パラリーガルの存在価値も増しています。法律事務所の業務に関心がある方は、あまり綺麗に飾り立てすぎない志望動機を用意して、ぜひ就職・転職活動にチャレンジしてみてください。

<参考>
西村あさひ法律事務所-スタッフ座談会
AG法律アカデミー-パラリーガルとは?パラリーガル育成の専門家が法律事務の仕事内容・給与・将来性・魅力を徹底解説


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