ロースクール卒業生のための、何から始める?就職活動

ロースクール卒業生のための、何から始める?就職活動

2016/09/05

20160905column.jpg

司法試験の合格発表が近づいてきました。
結果を待っている一方で、就職についても徐々に意識を始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、初めての就職活動で、具体的に何をしたら良いかわからず、動き出せていないという方もいらっしゃるかと存じます。
そこで、今回のリーガルトピックスでは、ロースクール卒業生の方向けに、就職活動に向けて、まずは何を準備すれば良いのかをお伝えします。

【1】自己分析:『自分』と向き合い、自己理解を深めましょう。

就職活動をする上で、『自己分析』は最も重要な作業となります。
これまでのご経験(エピソード)を踏まえて、自分はどういう人間なのかを客観的に分析し、どういった企業・事務所であれば力を発揮できるのか、深みのある志望動機が作れるよう『自己』と『企業・事務所』の情報収集をした上で、それらを結びつける『動機』をしっかりと考える必要があります。
まずは、自身と向き合う時間をつくり、自身のこれまでの経験を紙に書きとめ、あなたのストーリーを可視化してみましょう。

1.高校、大学、大学院(それ以前も含む)でどういう経験をし、どういう人たちに関わってきたか。
例)高校生まで、野球部に所属しキャプテンとして、メンバーを取りまとめてきた。 大学生からは、野球好きなメンバーを集め、サークルを立ち上げた。

2.その経験の中で、困難に直面したことはあったのか?その状況をどのように乗り越えたのか? 
例)各個人は力を持っていたが、練習場所がなかったり、メンバーの予定が合わず練習できなかったりしたため、試合では負けることが多かった。練習の機会を多く作る為、練習場所の情報をインターネットや、人づてに集め、練習場所を確保し、1か月ごとの練習スケジュールを作成し、各メンバーに配布。勉強に差し障りのない範囲で、練習を優先するよう促し、結果大学院生の県内野球チームで1位を獲得した。

3.あなたのその行動に対して周りは、何と言ってくれたのか?
例)「練習場所の確保や、メンバーの予定の確認など、一人で積極的に進めてくれ、非常に頼りになった。そのおかげで、さらにチームワークが良くなった。」このようにあなたの一連の行動によって、周囲に「頼りになる。」言われたことで、あなたのリーダーシップは、客観的にも認められ、根拠のある『強み』となります。
逆に自身の『弱み』という部分も理解する必要があります。但し、『弱み』 については、『克服するために、どのように心がけているのか。』ということも、考えなければなりません。
そして、これまでの経験をもとに「今後自分はどうなっていきたいか。」ということも、しっかりと考えていく必要があります。

【2】業界・企業研究:業界や企業についてしっかりと情報収集しましょう。

法科大学院修了生のキャリアとして、法務知識を活かしていきたいということであれば、『法律事務所』『一般企業』などのキャリアが考えられます。

◆『法律事務所』
法科大学院修了生で司法試験合格者が一番多く希望するのが、法律事務所です。
弁護士として、依頼人(お客様)との間で発生したサービスに対して、直接的に報酬が発生する流れとなっています。
法律事務所には、それぞれ得意分野があり、それらを理解して選択する必要があります。
例えば、一般民事に強い事務所や、家事事件に強い事務所、相続問題に強い事務所など、それぞれ強みを持っています。これまで自身が勉強してきた中で、最も得意な分野、興味のある分野を活かせる環境で、就業されることをお勧めします。
まずは、事務所説明会、大学院の教授、ゼミなどの先輩弁護士、webサイト、人材紹介などを利用し、情報収集をしましょう。

◆『一般企業』
司法試験の結果が関係なく、法科大学院修了生が希望するのが、一般企業です。
企業法務は、企業内で法務スタッフとして、契約書管理、訴訟対応、コンプライアンス、商事法務、社内相談窓口など、「法」に関わる業務を担当します。
外部からではなく、企業の中に入り、企業の発展に貢献したい方にはお勧めです。
企業法務については、法曹資格を有する場合と、そうではない場合があるので、求人票をしっかりと確認する必要があります。また、総合職採用なのか、法務専門職採用なのかも確認が必要です。総合職採用の場合は、必ずしも法務スタッフとして働くというわけではなく、法務知識を必要としない部署への配属もゼロではありません。
企業によって採用職種、業務幅も量もさまざまですので、企業研究、業界研究をしっかりしていただく必要があります。自身が興味をもてる業界はどういったところなのか、各企業のホームページや業界地図、四季報などの専門書や人材紹介などを利用し情報収集をしましょう。

まとめ

このように『自己』と『企業・事務所』の情報収集をしたことで、自身にはどういった企業・事務所が良いのか見えてきたのではないでしょうか。もし、これまでのご経験と結びつきのある企業・事務所があれば、是非応募してみることをお勧めします。そして、書類選考が通過し、面接に行くことができたら、企業・事務所側の面接官と直接お話しすることで、さらに情報収集が可能です。もちろん人間同士ですので、実際の相性も見ていく必要があります。
就職活動は、これまでの自身のご経験と、今後の自身を考える良い機会です。手を抜かず、しっかりと向き合ってみてください。
法科大学院修了生向けの就職情報はこちら


【この記事を読んだ方におすすめのコンテンツ】
◆≪リーガル領域の転職はプロにおまかせ!≫無料転職サポートサービスとは?
◆≪法科大学院修了生向けの相談会も開催中!≫無料転職相談会・無料転職セミナーはこちら

(文/キャリアアドバイザー)

会員登録がまだの方

転職者と求人側の現状や希望をコンサルタントが常に分析。
適職とのマッチングを第一に考え、
マンツーマンで質の高い求人情報をご提供します。

求人をお探しの方

法務・弁護士・弁理士等、法律領域トップクラスの転職サポート実績。企業法務や法律事務所、特許事務所の求人情報が豊富に掲載されています。

登録はお済みですか?

転職者と求人側の現状や希望をコンサルタントが常に分析。適職とのマッチングを第一に考え、マンツーマンで質の高い求人情報をご提供します。