インハウスローヤーと法律事務所 弁護士の待遇比較

インハウスローヤーと法律事務所 弁護士の待遇比較

2013/08/21

先日の執筆したコラムの末尾にて、「今後はインハウスローヤーというキャリアも選択肢の一つとして検討していくべきである」と述べました。(参照:http://www.legalnet-ms.jp/topics/2013/000064.html

そこで今回のコラムでは、インハウスと法律事務所の待遇について、両者間にどのような違いが見られるのか、データを整理しながら比較してみたいと思います。(※1)
具体的には、①給与水準 ②労働時間 ③組織の人数規模という3つの観点で比較を行います。(※2)
※1 法律事務所:2008年度、インハウス:2009年度のデータを元に算出しております。
※2 主に日本弁護士連合会の『弁護士実勢(弁護士センサス)調査』や『組織内弁護士に関する調査』よりデータをまとめました。法律事務所とインハウスではアンケート回答の母集団に違いがあるため、パーセンテージでの比較としております。(法律事務所所属の弁護士の回答数:約4000件 / インハウスローヤーの回答数:約120件)

 

1.給与水準

給与分布.jpg

インハウスは年収500〜1500万円の方が多く、7割を占めています。また、年収500万円以下の割合が3%以下となっており、ほとんどの方が500万円以上の年収であることがわかります。
一方、法律事務所の年収の分布は幅が広く、500万円以下、500~1000万円の年収レンジの方がそれぞれ約20%となっています。2000万円超という非常に高い年収を得ている方の割合も多く、約30%の方が2000万を超える年収を手にしているようです。
2000万円を超える年収を得ている方が少ないものの、500万円以下の可能性が極めて低いというインハウスと、非常に高い年収を手にする可能性もある一方、500万円以下の年収となる可能性も高い法律事務所、という特徴的な結果となりました。
※法律事務所は弁護士実勢(弁護士センサス)調査【申告した所得(弁護士の活動としての)は】のデータを使用しております。

 

2.労働時間

労働時間分布.jpg

インハウスの労働時間はほとんどが8〜10時間/日、10〜12時間/日の間に収まっている一方、法律事務所の労働時間はかなり幅広く分布をしており、インハウスに比べて法律事務所では12時間/日以上働く人の割合が多いことわかります。インハウスでは12時間/日以上の労働時間である割合は10%未満であるのに対し、法律事務所ではその割合は35%程度となっています。
※法律事務所は弁護士実勢(弁護士センサス)調査【弁護士として1週間に平均何時間くらい働いていますか】のデータを使用し、その数値を5営業日で割ることで算出しております。

 

3.事務所及びインハウスの勤務先人数規模について

事務所の人数分布/インハウスの人数分布.jpg

法律事務所では5人以下の事務所が大半を占めているようです。1〜5人の割合だけで約80%となっています。インハウス弁護士が勤務する組織規模は、そのほとんどが1000人以上の大企業のようです。1000人以上の割合で約70%となっています。
もちろんインハウスの場合、インハウスローヤー(弁護士)以外の職種の人数も含まれておりますので、純粋な比較はできないものの、組織の大小で比べた場合、法律事務所の場合は少数精鋭の一員として働くのに対し、インハウスの場合は大規模な組織の一部として働く可能性が高いと言えます。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

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(文/キャリアアドバイザー)

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